2015年7月9日木曜日

【Qt5.5 Qt Location】国土地理院地図プラグインを作ろう!(その1)

先日正式リリースされたQt5.5では、テクノロジープレビューとしてQt Locationが追加されました。QtLocationは地図、ナビゲーションなど、いわゆる地図アプリを作成するための素敵なライブラリです。

QtLocationでは対応するバックエンドのプラグインとして以下のものが用意されていますが

  • OpenStreatMap
  • MapBox
  • Nokia Here

こと日本の地図に関して言えば、OpenStreatMap以外はかなり残念な内容になっています。筆者は、常々、Qtで登山用の地図アプリを作ってみたいと考えていましたが、これでは到底使える内容ではありません。

そこで今回のプロジェクトでは、国土地理院で提供されている地理院地図API(地理院タイル)に対応したQtLocationのプラグインを作成してみました。

実装の詳細は後ほど報告したいと思いますが(githubで公開予定)、今回は速報として軽く紹介まで。

さて、以下の図は、新しく作成した地理院地図プラグインをQtのサンプルプログラムMapViewerに組み込んで、地理院地図を表示している様子です。

横浜駅周辺


ケーブルカーが新しくなった大山周辺



うーん、完璧。

どうです!これなら登山用の地図として使えるんじゃないですか?
こいつでROS用のGPSナビゲーションプログラムなども作りたいなあ。

いやー、本当、Qtは面白くなってきましたねえ。

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